撮影テクニック
イメージの魔術師、Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens
このレンズはあなたの手の中でイキイキと甦り、その多彩な才能を余すところなく発揮するでしょう。64mmの焦点距離とf/2.9からf/16までの幅広い絞り値で、様々な表現をお楽しみ頂けます。f/2.9、f/4などの大口径では絹のように柔らかい質感のソフトフォーカス、f/5.6以上に絞るとすっきりシャープな写りとなります。また、スペシャル絞りプレートを挿入することで、ボケ部分にキャンバス地に描かれた水彩画のようなテクスチャーを加えたり、ユニークな形のボケを楽しめます。
絞り値 f/5.6 以上でシャープでパキッとした写りに
幻想的な写りになるソフトフォーカスはもちろんのこと、鋭い描写もできるところがこのレンズの特長です。スタンダード絞りプレートのf/5.6以上のものをセットすれば、はっきりとした色とくっきりとした写りがお楽しみ頂けます。
クローズアップで撮影して、細部に宿る美を見つけましょう
最短撮影距離0.5m。手を伸ばせば触れるほどの距離に近づいてみましょう。そうするとどうでしょう。いままで見たことのない世界があなたのファインダー/モニターに登場しているはずです。
模様を撮影してみては?
Lumièreでは驚くほど美しいソフトフォーカス、Aquarelleでは水彩画のように色が滲む効果が楽しめます。それらをより楽しみたいとき、私たちは生い茂る緑や、遠くで光輝く明かりたち、または脳裏へ焼き付くほど強烈な柄を撮ることをオススメします。
背景と被写体の距離を離しましょう
イメージを組み立てる時、なるべく被写体と背景の間に距離を取りましょう。被写界深度の違いによって、ボケも様々な表情をみせてくれます。特にLumièreとAquarelleをセットした時、その効果は大いに発揮されます。
フードレンズを常に付けよう!
レンズにアクセサリーを付ける際に外せるようになっていますが、フレアやゴーストの原因となる内面反射を抑えるなど、調光のために付けておくことが良いでしょう。また傷や衝撃、ちょっとやっかいな指紋からレンズを守る役目も果たします。
色彩の持つ力を解き放ちましょう
レンズはマルチコーティングされているため、ビビッドでパワフルな色の表現が可能です。その効果がより現れるように、コントラストが強くでるフィルムで撮影したり、ポジフィルムで撮影してクロスプロセス現像するのがオススメです。デジタルカメラの場合はビビッドにモード設定で楽しみます。まわりがどんなに暗くても、あなた自身はまばゆいばかりの自分のカラーを放っていきましょう!