撮影テクニック

焦点距離50mmのレンズは街中でスナップ撮影を好む人たちに選ばれ続けてきました。しかし、New Jupiter 3+はスナップだけではなく、その他のシーンでもお使いいただける用途多彩なレンズです!滑らかでクリーミーなボケにつつまれたポートレイトも、都会のビルでもおまかせあれ。いつでもどこでも素晴らしい結果を残します。そんなNew Jupiter 3+を使ってこの世界を切り取るテクニックを13個ご紹介します。

フィルムカメラで撮影する際に、被写体が0.7m-1mなどの近い位置にある場合はf/2、f/2.8の絞り値で撮影しよう。被写体にしっかりピントが合います。

絞り解放(f/1.5)でソフトフォーカスの写真を撮影してみよう。被写体はソフトフォーカスの優しい写りに、ピントが外れた部分はクリーミーなボケが現れます。

反対に、被写体にしっかりとピントをあわせてシャープに写すにはf/2、もしくはf/2.8で撮影しよう。背景部分は美しい滑らかなボケの描写が楽しめます。

木々、森林、木の葉、水面、グラフィティ、賑やかなストリートなど、コントラストの強い、素材感のあるものを背景にしよう。素晴らしい写りを引き出します。

大口径で撮影するときは、ピントを合わせるポイントを意識しよう。ピントのポイントは写真の中心である必要はありません。フレームの左側でも、右側でも、上でも、下でも…。あなたの好きな位置に設定しましょう。

マクロ撮影も楽しみたい。そんな時はリバースリング(※パッケージに付属しません)を用意して、レンズを逆さ付けしよう。リバースレンズと呼ばれるこのテクニックで、マクロの世界を楽しみましょう!

野外で撮影するときはISO感度の低いフィルムを使いましょう。NDフィルターをお持ちの場合、NDフィルターを使い余計な光を抑えましょう。

Jupiter 3は歴史的なレンズ。このレンズにモノクロフィルムを入れて時代をさかのぼってみよう。このレンズが最初に世に出た1940年代の気分を味わえます。

New Jupiter 3+ Art Lens の最短撮影距離は0.7m。被写体にググッと近づいて撮影してみよう。被写体との距離が近くなればなるほどボケはソフトに写し出されます。被写界深度の浅さを生かしましょう。

風景の撮影ではf/5.6より小口径の絞り値で撮影しよう。くっきりシャープに写ります。反対にポートレイトやクローズアップはそれよりも大口径を使いましょう。

写真全体をくっきりシャープに写し出すには、f/5.6やf/8の絞り値で撮影しよう。

デジタルカメラを使って大口径で撮影する場合、ISO設定の値を低く設定しよう。テクニックNo. 7のフィルムカメラ用の野外撮影テクニックと同様の効果が得られます。

レンジファインダーカメラで撮影する場合、ピントを合わせたら前後に動かさないこと。カメラと被写体の距離が少しでも変わったときは、必ずレンジファインダーでピントを確認する癖をつけましょう。