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  • 技術的な情報

    • 焦点距離: 20mm
    • 絞り: f/5.6 - f/22
    • 最小イメージサークル: 44mm
    • 画角: 94 度
    • フランジバック: 27.8mm (Mマウント) 28.8mm (L39マウント)
    • Mマウント繰り出し部分高さ: 28mm
    • 最短距離: 0.5m
    • フィルター径: 49mm
    • レンズ構成: 対称型, 4群6枚, 真鍮製クロムめっきコーティング

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  • Technical.lens

互換性

Russar+はL39マウントを搭載しており、Mマウントアダプターが付属します。様々なアナログカメラに対応しており、デジタルミラーレスカメラにも別売りのマウントアダプターを取り付けることで対応します。Russar+が対応するカメラマウントの例として、下記のものがございます。:

  • システム: Leica M

    マウント: Leica Mマウント
    アダプターが必要なマウント: アダプター不要

    Technical.leica 1

    Technical.leica 2

    Technical.leica 3

  • システム: マイクロフォーサーズ

    マウント: M 4/3
    アダプターが必要なマウント: Leica M、もしくはL39-4/3アダプター

    Technical.micro43 1

    Technical.micro43 2

  • システム: Sony NEXとSony Alpha

    マウント: Sony Eマウント
    アダプターが必要なマウント: Leica M、もしくはL39-4/3アダプター

    Technical.sony 1

    Technical.sony 2

  • システム: Fujifilm XF

    マウント: Fujifilm Xマウント
    アダプターが必要なマウント: Leica M、L39アダプター

    Technical.xpro

クロップファクター

クロップファクターとは、デジタルカメラのセンサーの比率のことです。35mmフィルムカメラをベースにし比較されます。センサーサイズが35mmフィルムカメラとほぼ一致する(24mm x 36mm)デジタル一眼レフをフルフレームデジタル一眼レフと呼びます。これよりも小さなセンサーを搭載している一眼レフカメラは、小型センサーが写角を拡大するのでフルフレームセンサーのものの一部のイメージを切り抜いたような形で、小さな画像サイズになります。

カメラのクロップファクターと焦点距離の掛け算で『等価焦点距離』が求められます。等価焦点距離とは、35mmのカメラで同じ写角を生じさせるのに必要な焦点距離です。カメラの種類やセンサーサイズの違いによって撮影出来る画像が違います。

センサーサイズはメーカーによって異なり様々な種類がございますが、主に使用されるのは3つのクロップファクターになります。:

クロップセンサーの種類 同じセンサーを搭載するカメラ クロップファクター Russar+ 20mm レンズの等価焦点距離
APS-H Leica M8 1.3 26mm
APS-C、Nikon DX Fujifilm X、Sony E、Ricoh GXR、Pentax K 1.5 30mm
マイクロフォーサーズ Olympus PEN、Panasonic Lumixシリーズ 2.0 40mm

レンジファインダーの組み合わせとRussar+のビューファインダーについて

Russar+をLeicaやVoigtländer、Zorki、FEDといったアナログレンジファインダー式カメラで使用すると、カメラ・ファインダーとレンジファインダーパッチが連動しません。アナログレンジファインダー式カメラでRussar+を使用する際は、目測で被写体との距離を確認し、焦点を合わせなければなりません。この様な方式で写真を撮るのは、ロモグラファーにとってはLC-A+などの撮影と大差ありません。Russar+は被写界深度が深いレンズなので、ピント合わせは簡単です。例えば、F/5.6やF/8に設定し、無限の距離でピントを合わせれば、ピントが合った写真を撮影出来るでしょう。コンパクトデジタルミラーレスカメラでの撮影になれた人にも、Russar+で撮影することはそれ程難しくないはずです。

カラーシフト

ワイドアングルレンズをデジタルカメラで使用すると、画面端に赤い色が現れます。これが『カラーシフト』、『レッドシフト』、『マゼンタ被り』と呼ばれる現象です。デジタル特有の問題で、光学的な問題ではないのでアナログ写真では生じません。 写真の背景が白や淡い色の際に、カラーシフトはわかりやすく発生します。白黒の写真では生じません。

深色シフトがデジタルで生じるのはなぜ?

デジタルセンサーは赤、緑、青の色素をドット粒子で読み込み、フィルムのように層を作り出します。赤の波長が他の色より長いため、センサーとの距離が近くなる広角レンズではセンサーが赤色に過剰に反応し、画像に赤色の箇所が現れます。カメラの種類やセンサーの種類によって、その効果は異なります。

注意点:デジタルカメラの開発の際に、写真をより魅力的に見せるためにカラーコントラストと飽和を強化します。カラーシフトはプリント時により強調されてしまいます。

カラーシフトを消す方法

Sonyカメラユーザーの方へ

Sonyはオールドレンズを使うユーザーの為に、カラーシフトを消すための機能をカメラに搭載できます。このレンズ補正機能は こちらからダウンロード出来ます。ダウンロードするには、Sony Entertainment Network アカウントが必要になります。アカウントを用意した後、ソフトウェアをお使いのパソコン、もしくは直接カメラに取り組むことが出来ます。

Leicaのカメラユーザーの方へ

Leicaはカラーシフト補正のための6-bitシステムと呼ばれる独自のコーディングシステムを持っております。現在の全てのライカMレンズには、バヨネットリングに6ビットコードが付いていて、Leicaカメラはレンズの種類を識別し、レンズのコードを読み込むことで、様々なレンズで深色シフトを修正できます。Russar+を使用する際はLeica 21mm Pre-ASPH (#11134)のコードをマニュアルで設定出来ます。.

ポストプロダクション

Cornerfix

CornerFixはデジタルカメラで生じたカラーシフトを補正できるフリーソフトです。MacとWindowsの両方に対応しており、DNG (デジタル・ネガティブ・フォーマット)に対応しています。DNGファイルへの変換方法はこちら。 CornerFixに自分のカメラとレンズのプロフィールを登録します。必要になるイメージは3ステップで集められます。:

  1. 白い壁を背景にした写真をRussar+で撮影しましょう。
  2. この写真をCornerFixにアップロードし、 レンズのプロフィールを取り組みましょう。
  3. このレンズ・プロフィールを同じコンビネーション(Russar+とカメラのコンビネーション)で撮影した際に使用しましょう。

CornerFixはLeica M8、M9、X1、S2で使用出来ます。また、Sony NEXシリーズのカメラでも、画像を最適化した後に使用出来るようになります。Sigma DPシリーズ、NikonやCanon、Sonyのデジタル一眼レフカメラでも同様です。 CornerFixのダウンロードはこちら →

Photoshop

Photoshopを使いカラーシフトを補正することも出来ます。パネルエリア上部にある『レンズ補正』アイコンをクリックし、その中の『カラー』タブを選択します。『色収差を除去』にチェックを入れると補正が出来ます。