チャールズ・シュヴァリエは写真撮影用レンズを発明した、実用写真の父とも言える人物です。シュヴァリエは幼い頃からレンズの設計を始め、1835年にルイ・ダゲールのDaguerreotype カメラのレンズをデザインし、実用写真法を世に発表しました。

19世紀の発明品が現代の技術で蘇る

 

1834年に望遠鏡のデザインにインスパイアされたシュヴァリエは、異なる焦点距離によって取り外し可能なレンズの構想を得ます。そして誕生した《Convertible Lens》は、後にシュヴァリエのコンセプトをもとにさらに改良され、20世紀には広く販売されるようになります。

旅は今始まったばかり

 

《Convertible Lens》の歴史にインスパイアされたロモグラフィーは、シュヴァリエのコンセプトをもとにこのレンズシステムを再設計し、様々な新しい機能を加えアップグレードさせました。そして現代のアナログ・デジタル一眼レフに対応可能な Neptune Convertible Art Lens Systemが誕生しました。付け替え可能なフロントレンズは最高品質ガラスを採用し、写真撮影に欠かせない焦点距離の35mm、50mm、80mmの3種類。さらに、現在ロモグラフィーのテクニカルチームが焦点距離15mmや400mmなど、新たなフロントレンズを開発中。